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キャリアコンサルタントによる支援の効果のポイント

2020.11.20




ここでの目標は、「訓練受講の意欲が向上した」を25%以上とすることとしました。

具体的な目標設定は、今年度の4月の研修にて行っています。
この目標設定の理由は、訓練前キャリアコンサルティングの位置づけで考える場合、次のステップは訓練受講となることから、「職業訓練の受講意欲の向上」が最も適切なアウトプットとなるからです。

「受講の目的を明確にする」ことは、まず第一に必要なステージであるし、「キャリア形成の方向性を整理する」ことは、職業訓練の必要性を理解してもらう上で重要なステージですが、最終的には受講意欲をを向上させることが求められます。
逆順で考えれば、「職業訓練の受講意欲の向上」を目指すためには、訓練の受講目的を明確にし、キャリア形成の方向性を整理した上で、訓練の必要性を認識してもらうことが必要です。

その意味で、目的明確化とキャリア形成の方向性整理のポイントを下げ、意欲の向上ポイントが上がっていく状況が望ましいです。



結果を見てみましょう。
平成31年度前半は、ほぼ変化はありません。
11月より若干の変化が見られます。

これは、前回の記事の「まあまあ役に立った」を減少させる効果が波及していると見られます。
この時点では、目的明確化が減少し、キャリア形成の方向性整理がアップしています。
効果ポイントが1ステージ上がっています。

大きく変化するのは、今年度に入ってで、目的明確化とキャリア形成の方向性整理のいずれもが減少し始め、「職業訓練の受講意欲の向上」の上昇がはっきりと出ています。

目標値は、「職業訓練の受講意欲の向上」のポイントが25%以上でしたが、8月に達成している状況です。
一方、「受講の目的を明確にする」が40%後半にあり、ブレークスルーできていないキャリアコンサルタントの方も多数いることがわかります。

研修の理解と効果には、ムラがあり、一朝一夕にはいきません。
組織活動とともに個人の努力が必要になります。

#コンサルタントの方へ


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