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ジョブ・カード作成の意義の実感

2020.12.2




ここでの目標は、「能力開発の必要性を再認識した」を20%以上とすることとしています。

具体的な目標設定は、今年度の4月の研修にておこなっています。
この目標設定の理由は、前回の記事と同じ考え方に基づきます。
「職業経験等の棚卸しにより自分の考え方が整理できた」および「就職に関する目的・希望が明確になった」は、過去・現在に関する事項です。
「中長期のキャリア形成を考えるきっかけになった」は、ジョブ・カードの最終作成物であるキャリアプランシートの作成過程と仕上がりの程度に依存します。
この項は、職業訓練を受講しない相談者にとっては、到達点です。
「能力開発の必要性を再認識した」は、前3回答のステージの次に位置するものになります。
自己理解、仕事理解、中長期のプランの確立があって、次のステップである就職後の業務において「必要となる知識とスキルが、訓練内容と一致すること」を理解していることによって選択される帰結です。



結果を見てみましょう。
平成31年度7月に変化があるように見えます。
この時期に全国の事業責任者を集めて研修会を実施しています。
その内容は、プロセスアプローチ、質向上に取組む必要性の理解というものでしたが、質に対する影響はあったようです。
その後の変化はほとんど見られていません。
前年度の研修、委託講師の派遣とキャリアコンサルタントの集合グループワークでは、効果は限られているということです。
大きく変化が見えるのは、今年度に入ってからです。
研修をシステム的に、組織的・論理的に構成した効果は、非常に大きいように見えます。

今年4月以降、目標指標である「能力開発の必要性を再認識した」は改善傾向が続いており、目標値である20%は目前というとことです。
一方、「自分の考え方の整理」は減少が続き、「就職目的・希望が明確化」上昇が下降に転じています。
「中長期キャリア形成」については、フラットが続いています。

#コンサルタントの方へ


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