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ハローワークの活動

2020.12.23




本事業では、キャリアコンサルタントによる支援を適切な時期に誘導すること及び支援が民間事業者によって行われることを説明しなければなりません。
ここでは、前者の時期について見ていきます。

誘導のタイミングは、ハローワークごとにかなりばらつきがあります。
事例として、11月現在において最も件数の多い2つのハローワークの結果を示します。



ハローワークAでは「もっと早い段階でサービス利用をしたかった」と回答した方が9.6%あり、 一方、ハローワークBは、1.7%となっています。

次に、この誘導時期がキャリアコンサルタントによる支援の結果にどのような影響があるかを見てみましょう。



誘導時期の「適切な時期」と「もっと早く」を比較すると、支援効果のデータでは、「役に立った」は、97.7%と94.2%となっており、3.5ポイントの差があります。
また、適切な時期に誘導されたグループの結果が他のグラフでも良いことがわかります。
質向上を図るためには我々だけでなくハローワークとの連携も欠かせません。
今回装備した分析アプリケーションでは、ハローワークごとにグラフ化したデータを出力できます。
このデータを活用して、委託元と十分に議論を行い、質改善の取り組みに協力してもらうように努力をしましょう。

残念ながら、ハローワーク職員においては、本事業およびジョブ・カード制度に知識が不十分な方が多いです。
これら関係者に事業とジョブ・カード制度の理解を図っていくことも必要な責任業務です。
事業責任者が取り組むべき内容は、キャリアコンサルタントへの支援だけはありません。

質改善には、関係者とのコミュニケーションを図り、活動に参加させることも重要です。

#コンサルタントの方へ


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