ブログ
訓練種別
2021.1.21

11月13日現在での訓練種別ごとの相談実績数は下記の表の通りとなっています。

専門実践教育訓練、公共職業訓練(その他)、公共職業訓練(日本版デュアルシステム)、特定一般教育訓練の順となっており、この4種(下表●付記)で91.3%を占めています。
当然ながら、質向上を図る場合、利用者数の多い種別から取り組み方法を考えていくべきということになります。

全体の半数を占める専門実践教育訓練は、平均的な数値を示しています。
この結果を考えると特別なキャリアコンサルティングの手法の開発は必要なく、現在の研修プログラムの延長上の取り組みで良いと言えるでしょう。
次に一般の公共職業訓練(その他)18.8%となりますが、支援の有効性では、「役に立った」は96.2% で全体平均より1ポイント程度低くなっています。
同様に14.3%を占める公共職業訓練(日本版デュアルシステム)では、支援の有効性「役に立った」は97.2%で平均的ですが、支援の効果ポイントとジョブ・カード作成の意義の実感の回答結果は、平均より悪いです。
この結果を見ると、次の研修のステージでは、公共職業訓練の受講希望者に対するキャリアコンサルティングのプロセスについて、最適化を図る必要があるでしょう。
一般教育特定訓練は、現段階で7.3%ですが、 年度末までを考える割合は増加すると考えています。
支援の有効性では、「役に立った」は96.8% で、全体平均より0.5ポイント低いです。
また、その他の数値も若干悪いです。
訓練前キャリアコンサルティングが必須の職業訓練でもあり、一般教育特定訓練についても、プロセスの最適化が求められます。
求職者支援訓練では、支援の有効性「役に立った」96.2%となっており、やはり平均より低いです。
質の評価は、相談者の最初のモチベーションが影響しているように見えますが、その点も含めて支援の展開を構築しておく必要性があります。
#コンサルタントの方へ
◀︎ 前の記事
次の記事 ▶︎