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エンプロイアビリティ

2021.5.31




エンプロイアビリティ(employability)とは、ことば通り「雇用される能力」、つまり労働市場における実践的な就業能力を意味し、昨今の労働環境の変化から、「雇用される能力」が注目されています。
終身雇用体制も崩壊し、就業形態も多様化したあたりから、半永久的な雇用は約束できない代わりに、他社でも通用するスキル・知識を身につける、いわゆる「自らの市場価値を高める」という機運が高まってきました。

では、エンプロイアビリティとは具体的にどんな意味なのでしょうか。
厚生労働省の調査研究によると次の3つを挙げています。
(1)職務遂行に必要となる特定の知識・技能などの顕在的なもの
(2)協調性、積極性など職務遂行に当たり、各個人が保持している思考特性や行動特性にかかわるもの
(3)動機、人柄、性格、信念、価値観などの潜在的な個人的属性に関するもの

(1)は保有している能力や知識を意味します。過去の業務経験で身につけた知識や特定の資格、学習能力などがその代表例です。
(2)は業務に対するモチベーションやコミュニケーション能力といった、行動的な側面のことです。
(3)の項目については「個人的かつ潜在的な要素であり、評価対象として測定することは困難である。よって、エンプロイアビリティの評価基準は(1)と(2)の要素を対象として作成すべきである」とされています。

転職を考えている人は、自身の強みを増やすために新たなスキルの習得に取り組み、在職中の人は自分が所属する企業での専門性をより一層高めていくなど、中長期的な展望に立った自主的なキャリア形成が期待できそうです。

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