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特定一般?一般教育訓練?
2021.12.03

特定一般?一般教育訓練?どっちでしょうか
「人生100年時代」という言葉は聞いたことがあるのではないでしょうか?
厚生労働省が、人生100年時代を見据えた社会システムの創るために「人生100年時代構想会議」を開催しました。
そこで取り上げられた「生涯にわたる学習」において、今注目されているのが「リカレント教育」、大人の学びなおしです。
リカレント教育とは、義務教育の修了後、教育と就労を繰り返す教育システムのことを言いますが、日本では、働きながら学ぶ場合や学校以外での学びも含む広い意味で捉えられています。
リカレント教育を受けるメリットは、学びなおしによるスキルのアップデートや、転職における新たな専門的なスキルの習得などがあげられるでしょう。
文部科学省は、大学等での社会人特別選抜や科目履修生等の制度でスキルアップの機会を設け、厚生労働省は、「教育訓練給付金」という制度でリカレント教育の支援をしています。
教育訓練給付金とは、働く方の主体的な能力開発の取組み又は中長期的なキャリア形成を支援し、雇用の安定と再就職の促進を図ることを目的とし、教育訓練受講に支払った費用の一部が支給される制度です。
この制度では一般教育訓練、特定一般教育訓練、専門実践教育訓練の3種類があり、少しややこしいため、相談者さんが随分と迷っておられます。
まずは、ご自分が受けたい講座がどの指定になっているのか確認する必要があります。
種類により給付率も違い、また、必要書類も違ってくるからです。
例えば、特定一般訓練と、専門実践教育訓練指定の講座を受講する場合、受講開始1か月前までにキャリアコンサルティングを受け、ジョブ・カードを作成しハローワークで受給資格確認を行わなければなりません。
ご自分の受けたい講座がどの訓練の指定になっているのか確認するには、まず募集要項のパンフレットで、教育訓練が一般教育訓練か特定一般教育訓練なのかをチェックしてください。
一般教育訓練であれば、受講後ハローワークに申請すれば受講費20%が支給され、事前のキャリアコンサルティングは不要です。
しかし、特定一般教育訓練なら給付率が受講費の40%で、この場合訓練開始前までにキャリアコンサルティングを受けなければなりません。
一般教育訓練か特定一般教育訓練かの違いが、パンフレットではどうもわかりづらいようです。
そんな時、HP「教育訓練給付制度 厚生労働大臣指定教育訓練講座検索システム」で検索するか、厚労省のHP「教育訓練給付の指定講座について」を開いてください。「特定一般教育訓練の指定講座について」をクリックすることで、最新の更新された指定講座一覧が出てきます。その一覧から受けたい講座名を探し、なければ一般教育訓練ということになります。
特に受けたい講座がない場合でも、こちらのサイトを覗いてみてください。今まで支給対象と思っていなかった講座が指定されている場合があります。
指定講座の訓練を受けてキャリアアップを図りたい方、今後のキャリアを創る上で方向性に迷われている方も、キャリアコンサルティングを受けてみませんか。
人に話してみることで自分の思いが整理されます。
自分の強みに気づくと同時に課題が見つかり、訓練を受けるという選択になるかもしれません。
どちらにしても、今までに築き上げたキャリアと、新た身につけたスキルの掛け算で未来の自分が創られます。
そんな自分の未来を創る『道しるべ』がジョブ・カード。
ジョブ・カードの書き方がわからない、どんな訓練を受ければいいかわからない、どうすべきか方向性がわからない、などなど皆さんの「ワカラナイ」に寄り添います。
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